平成19年冬季企画展

シリーズ ここまでわかった考古学 池島福万寺遺跡発掘調査25周年記念
       弥生人現れる−大地は実り 人は祈る−

期 間 : 平成19年210日(土)〜325日(日)

         会期中の休館日は毎週月曜日(ただし2/12[月・休]は開館し、翌13[火]が休館)

会 場 : 大阪府立弥生文化博物館

入館料 : 一般400円[320円] 65歳以上・高大生300円[240円]

         [ ]内は20名様以上の団体料金 中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介助者

         1名は無料

主 催 : 財団法人大阪府文化財センター・大阪府立弥生文化博物館

 

開催趣旨

 財団法人大阪府文化財センターでは、八尾市と東大阪市にまたがって広がる池島福万寺遺跡において、25年にわたり発掘調査を実施してきました。その結果、弥生時代以来長く我が国の生活基盤となってきた農耕生産地の時代ごとの様子が明らかになってきました。

弥生時代については、水田跡に加えて、昨年の調査で初めて、水田稲作開始期である縄文時代晩期から弥生時代前期にかけての集落と墓域の一部を発見しました。それとともに、当時の人々の精神生活を推定しうる土偶や石棒などのまつりの道具、弥生時代への過渡的な様相を示す土器類が大量に出土しました。

今回の展示会では、池島福万寺遺跡の最新の出土品を中心に、中河内をはじめとする主要遺跡の貴重な資料を展示し、河内平野における縄文から弥生時代への移行期の実体の解明をめざします。さらに、発掘調査25周年を記念して、縄文時代から近代にいたる各時代の調査成果を一堂に公開し、人と農耕の関わりについて考えたいと思います。

また、展示会に併せ、考古学セミナーとワークショップを実施いたします。

 

主な展示品 (総数約500点)

■ 河内における縄文時代晩期から弥生時代前期の出土品

  土偶 石棒 浮線文土器 突帯文土器 弥生土器 など

    (池島・福万寺遺跡、讃良郡条里遺跡、弓削ノ庄遺跡、鬼塚遺跡、鬼虎川・水走遺跡、若江北遺跡、長原遺跡など)

      縄文時代から近代までの主要出土品

   各時代の土器類 石庖丁 石鏃 馬具 玉類 祭祀具 銭貨 など

  (池島・福万寺遺跡、大竹西遺跡など)

 

考古学セミナー

 第1回 平成19224日(土) 「米づくりが始まった頃の池島福万寺遺跡」

水野正好 (財団法人大阪府文化財センター理事長)

調査担当者(財団法人大阪府文化財センター調査部池島支所)

第2回 平成19311日(日) 「ある日、縄文人は弥生人になったのか?」

  金関 恕 (大阪府立弥生文化博物館館長)

  豆谷和之 (田原本町教育委員会文化財保存課主査)

  若林邦彦 (同志社大学歴史資料館専任講師)

       時 間 : いずれも午後2時〜4時(受付は午後1時から)

       会 場 : 大阪府立弥生文化博物館 1階ホール

       定 員 : 170名(当日先着順) なお、会場が満員の場合はサロンにモニターをご用意いたします。

       参加費 : 無料(要入館料)

 

ワークショップ 「ミニ土偶をつくる」

       開催日 : 2/17(土)3/3(土)3/17(土)

       時 間 : いずれも午後2時〜3

       定 員 : 20名(当日先着順)

       参加費 : 無料(要入館料)

 

 

 
土偶(池島・福万寺遺跡)
土偶といえば一般的に人の形をしたものですが、縄文
時代晩期から弥生時代初め頃の近畿地方では、非常に
抽象的な表現のものが作られました。この土偶も簡略
化された造形です。中央のくびれから上が顔、下が腹
部の表現で、上部両端の穿孔が耳を、中央部の刺突が
口を、そして下半部の線刻が正中線を表していると考
えられます。