資料庫

平成17年冬季企画展示
船橋遺跡優品展
平成17年1月8日(土)〜2月6日(日)

 

すだれ状の文様で飾った壺
大阪府教育委員会所蔵

  煮炊きに使う甕(かめ)以外の土器に櫛のような道具で文様が描かれました。文様には単純な直線のほか、 すだれや流水のように流麗なものがあります。船橋遺跡の弥生土器を代表するのは、この美しく飾った土器です。

記号のような印が描かれた土器(記号文の集合)
大阪府教育委員会所蔵

  弥生時代後期になると、土器は文様のない、シンプルで機能的なものに変化しました。中期にはシカや建物などの絵が土器に描かれることがありましたが、後期になると絵はなくなり、 線や点を組み合わせた記号のような印(記号文)が描かれるようになります。

 開催趣旨
 大阪府の藤井寺市と柏原市の境に拡がる船橋遺跡は、旧石器時代から室町時代にかけての大遺跡です。今から300年前の1704(宝永元)年、大和川の付け替え工事が行われ、船橋遺跡の中を大和川が流れるようになりました。その結果、川の流れによって遺跡が浸食されて、多くの遺物が地表にあらわれたのです。
  地元在住の郷土史家、松岡樹さん(故人)はこうした状況を憂い、長年にわたって多くの土器や石器、瓦などを採集されていましたが、当館が平成3年に開館するにあたり、その貴重なコレクションを当館にゆだねられました。コレクション中のいくつかの土器は、佐原真さん(故人)をはじめとする研究者によって調査され、 弥生土器研究の基本文献である『弥生式土器集成』にも収録されており、学史上、重要な価値を持っています。
  今回は、開館後まもない平成4年の早春に開催した「船橋展」以来、久しぶりに当館が所蔵する船橋遺跡の優品を展示いたします。

 

出展総数:100点

主   催:大阪府立弥生文化博物館
会   期:1月8日(土)〜2月6日(日)
休 館 日:月曜日
      [ただし1月10日(月)は開館、1月11日(火)は休館]
入 館 料:一般300円[240円]、高大生・65才以上200円[160円]  [ ]は20名以上団体料金
       中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料

【主な展示品】

・近畿地方の基準資料となる縄文土器(縄文時代晩期)
・流麗な文様で飾られた弥生土器(弥生時代中期)
・絵や記号のような印が描かれた弥生土器(弥生時代後期)
・墨で文字や絵が描かれた土器(奈良時代)
・無文銀銭(むもんぎんせん)をはじめとする古代の貨幣(白鳳〜平安時代)
・船橋廃寺の屋根に葺かれた古代の瓦(飛鳥〜奈良時代)


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